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業務用リサイクルエアコンのお話⑮
カワモ株式会社営業部長のカワツラです。
最近忙しくてブログ掲載止まっていました。
今日はビルトインエアコンで、変わった設置の仕方をしていますので、それについて少しお話いたします。
お馴染みの、ビルトインエアコンですが、これはある倉庫の天井から露出で吊っています。
今は冬なので大丈夫ですが、夏は灼熱の暑さではないかと思います。
冬の工事でよかった。(笑)
これで、倉庫の中に作った小部屋に温調空気を送ります。
ほぼ仕上がった様子です。ダクトが刺さっているこの床下が小部屋になっています。
何を言いたいかと申しますと、下の小部屋はある材料を作っている部屋で、室内が材料の粉体で充満しています。
通常は、お部屋の中にエアコンを取付けるべきですが、そうすると室内機が粉体を吸込んでしまい、目詰まりの原因となります。通常のフィルタでは防ぎきれません。ちょうど小麦粉のような粉体で、成分は油脂に近いということでした。ですので、部屋の外の割と清浄な空気を室内機に吸わせて、室内に温調吹出ししております。
しかし、これでは夏場などでは常に高温の空気を吸込んで温調するため、機器に負荷がかかり、またあまり涼しい風となる温度まで下げることができません。
この倉庫は他にエアコン等がないため、この天井付近は真夏で約35℃以上になると思われます。
そこで、この機器にはある工夫がしてあります。
今はまだ完全と呼べる状態ではありませんので、詳細はここでは申し上げることはできませんが、これまでいくつかの現場でこのような特殊な設置をすることにより、割とうまくいっている様子です。
この工夫により、室外の負荷の高い空気を利用しても(外気導入)、快適な温調ができると思い、研究しています。
まだまだこれから検討することは多いですが、調査を重ねて自信を持ってご案内できるようにしたいです。
室内が粉体や繊維、油気によって空気が汚染されている場合でも、この方法で外気を取り入れて室内を温調することにより、機器を保護できると考えています。
ビルトインタイプだけでなく、床置き型機器でも、取り組んでいます。