ブログ

BLOG

BLOG

エアコンの色々なお話⑲

営業部長のカワツラです。

 

 

ちょっと分解してしまってからの画像ですが、こちらは小型の業務用エアコンの室外機です。MJ製の機器です。1.5馬力!

暖房が全然効かない、最終的に時間がたつとエラーE57が出るというご依頼でした。

一見すると冷媒不足(ガス漏れ)の判定をしたくなります。私も実は最初にエラー番号と症状を伺った際にはガス漏れと判断し、点検時に漏洩検査の道具を持っておじゃましました。

 

しかしよく調べてみたらガス漏れではなかったのです。冷媒は漏れていませんでした。

そうなると残るは冷媒循環不良かな….

最近のエアコンはあまり冷媒経路が詰まるということがないため、疑うとしたら電子膨張弁ということになります。

 

 

画像の中心あたりのピカピカ光っている円筒形のものです。大きさは縦およそ5センチほどです。

それにしても、とても狭くて厄介なところに付いてます!!

これを溶接で外して新しいものを乗せてまた溶接して取付けます。

 

古い弁本体をなんとか溶接機であぶって引っこ抜きました。

すると、繋がっている内部配管がつぶれているのを発見しました。画像ではわかりにくいですが、90度に内側に曲がるところで銅パイプがつぶれていました。あと、溶接材料の垂れたものがたくさん玉のように付着していました。

これは恐らく他の誰かが過去に同じ修理をしたことを表していると考えます。確かにこの場所は溶接が難しいので、たくさん溶接材を溶かして流そうとするから、垂れているのだと思います。

しかし、配管をつぶしたまま元へ戻すのはいかがなものでしょう!

 

 

配管のつぶれを直すのは至難だと思いましたが、ダメ元でつぶれている箇所をペンチなどで挟んで修正してみたところ、概ねもとに戻りました。軽く少しずつやればつぶれが解消することがあります。完全ではありませんが。ちなみに直径6ミリほどの太さの配管です。

 

 

膨張弁本体とストレーナを予め溶接接続しておきます。

 

 

非常に狭いところで溶接します。

 

 

何とかつながりました。

後は膨張弁コイルを乗せて組み立てて完了です。

試運転時は暖房低圧0.7MP,室内ガス管温度48℃まで来たので大丈夫と思われます。

というか、あのつぶれた配管は何だったのでしょう。完全につぶれていなかったから

あの状態でもいままでエラーが出なかったのでしょうか….

一覧に戻る